2025/06/28 23:48
□はじめに
Seasonシリーズの寸法は、全モデルが机置き、ヒザ置き双方で快適であることを前提に開発しております。
特にヒザ置きした際の安定性確保のため、「横に長めである」というところを全モデル共通として設計しております。
(スト6のオフ大会はとてつもなく楽しいので、ぜひ対戦会に持っていってほしいという思いで作りました。)
ですが「快適」という定義は結局「人それぞれ」であります。体の形、机・椅子の高さや大きさ、机置きとヒザ置きどちらがメインか、など。元々は4種類のモデルを開発したのち、最も総合的に最適なサイズを見つけ出し、モデル統合を考えていましたが、現時点ではどれかが極端に売れるという状況でもなく、併売を継続しております。
「最も多くのアーケードボタンと互換性のある最もコンパクトでコンフォートなモデル」という自分の理想を詰め込んだ一番最初のモデルです。取付けられないボタンは私自身では未だに確認できておりません。一番苦労したのは高さの調整で「Qanba Gravity KS」を端子を曲げることなく納められるギリギリとして設定しました。机置き時にはスペースを取らずに、ヒザ置き時にはとても使いやす高さになっております。
□WTR+(L360 W150 H29)
「薄さの限界に挑戦したらどうなるか」という開発背景があります。薄さの限界は実は、サイドボタンにあるMXスイッチの納まりに引っ張られています。仮に「人間が最も快適にタイピングできるヒジの角度は90度である」とした場合、多くのケースで机置きではこちらのモデルが快適であるということになると思われます。
⇒SMR+とWTR+の違いは、高さの寸法だけです。特徴はデスク上でキーボードとの場所の共存性が高く、コンパクトで取り回しが良く、ゲームを開始する気軽さがあるところです。またこのサイズ感は、他メーカーにはなかなか品揃えがないものとして差別化されている点であるとも考えております。
□SPR+(L360 W170 H39)
「オフ対戦会で最も安定性がある本格派のモデル」を考えて設計しました。というと大げさですが、やはり「手首をしっかり天板に乗せたい」という方もいらっしゃると思います。Seasonsシリーズはボタン全体のレイアウトを思いっきり限界まで上に詰めているので、SPR+も業界全体(箱型)で見たらコンパクトな部類になると思いますが、手首はしっかり乗ります。そしてやはり、ヒザ置き時の高さとしてはかなり快適な操作性だと思っています。
□AUT+(L360 W170 H29)
「軽量・コンパクト・コンフォート」のバランス型として、おそらく一番ご購入頂けているモデルだと思います。たしかにどんなシチュエーションにも適応しやすく、また昨今では薄型ボタンの台頭、内部スイッチのバリエーション超拡大により、レガシーなアーケードボタンでなくてもいいと思われる方も増えていると思います。「高さがある程度あった方がヒザ置き時には快適」という感性も結局は人それぞれで、友人に操作感をヒアリングすると「高さは別にどうでもいい」と言っていたので、、、
⇒SPR+とAUT+はコンパクトでありながらも、スペックとしてはフルモデルと遜色がない筐体デザインになっていると思います。理由はシンプルで、「天板にオプションボタンと上側の増設ボタンがないからレイアウト全体を上に詰めれる」からです。なので、あくまで私の頭の中でですが、最もコンパクトでコンフォートな寸法となっています。